[fpr 108] 3mode factor analysis

堀啓造

堀 啓造@香川大学経済学部です。この度メーリングリストに参加させていた
だきました。

3相因子分析の話題がでているので、昔を思い出してちょっと割り込みます。

(1)Tucker の三相因子分析なら、名古屋大学の村上隆先生にお願いしてプログ
ラムもらったらどうでしょうか。ず〜と前にいただきました。日本ではその方
面で第一人者ですし。どこかのftpでとれるのかはしらない。
紹介本としては、
吉田正昭(合掌)先生の『心理統計学』丸善 1976
ですね。(久しぶりに本を手に取った)。これも新しい展開を知らないのでい
い紹介がほかにあると思います。村上先生の書いたものでもいいのがあったと
思う。紹介してください。
missing value が扱えるかどうかはよく覚えていません。

(2)PAREFAC はソースとexeファイルが ftp でgetできることが昨日(^^)わ
かりました。
host
   ftp.uwo.ca

directory
   /pub/misc/parafac
にあります。missing value も扱っています。
その中で詳しく扱っているので解説は必要ないかもしれません。
とりあえずの日本語は
柳井ほか『因子分析−その理論と方法−』朝倉書店 1990 7章
どこかほかでも紹介を見たようにも思うが忘れた。

(3)実際にsd法をtuckerで分析してみたのですが、どうもきれいな結果がで
なかった。2相での分析はほぼ予想通りの結果がでていたので、3相は発表し
ないままで捨てました。村上先生ごめんなさい。そのとき、思ったはかなりき
れいなデータでないと3相にむかないのではないかということです。もうすこ
し、かっこよくいうと、2相のほうが頑健な分析だろうと思ったのでした。
村上の名古屋大学の紀要の論文(これも大昔によんだものだからどれかと聞か
ないでね)でも、どれかの相ででていた第1の次元が「極端に評定するかどう
か」というものでした。反応の仕方がいい加減というのがでているのかなと感
じた。実際SD法の個人の再テスト信頼性は低いが、全体としては安定してい
るという結果がほかで公表されています。

PARAFACのほうは実際に使ったことがないから、どうなるかはわかりません。

(4)lisrel や calis で3相因子分析できたのですか。
spss社からでているLISREL 7 ではTucker への言及とか、索引に 3 mode とい
うのはないから、おそらくできない。calis ならできるのでしょうか。



香川大学経済学部
        堀 啓造
hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp

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