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南風原朝和

南風原@東大教育心理です。

>> From 松田浩平@東海大さん。
>> 
>>   だって、人の論文を読んでいると、因子の推定が終わったら
>>   因子パターンの値が高いものだけ集めて、粗点を合計すると
>>   いう人が余りにも多いような気がして残念です。
>>   だったら、因子分析なんかしなきゃいいのにと思ってしまう
>>   くらいです。

因子得点を算出するための重みの安定性のことを考えると,
粗点の合計も悪くないように思うのですが。

ちなみに,Cohen, J. (1990) Things I have learned (so far). 
American Psychologist, 45, 1304-1312 では,"Simple Is Better"
という見出しで,重回帰式による予測や因子得点について,粗点を
標準化した上で,+1,−1,0の重みをかけて足し合わせる方式
を推奨しています。

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    南風原朝和  (はえばら ともかず)
     haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp
〒113 文京区本郷7-3-1 東京大学教育学部
TEL: 03-5802-3350     FAX 03-3813-8807
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