[fpr 201] Likert

竹内一夫

初めまして。竹内一夫@愛知学院大です。

このたび"心理学研究の基礎 (fpr)"メーリングリストに加入しました。よろしくお願いいたします。
専門分野は歯科補綴学の中の、全部床義歯(いわゆる総入れ歯)学で、心理学とは畑違いですが、
患者さんの心理面に興味があります。

早速ですが、質問をさせていただきます。

質問紙の尺度構成法にリッカート(Likert)法というのがありますが、
「心理検査・測定ガイドブック」 p.74 ナカニシヤ出版に
>反応カテゴリーは「どちらでもない」を中性点として「賛成」、「反対」の両極をもつカテゴリーを使用する。
>3件法、5件法、7件法いずれでもよいが結果にはほとんど違いがない。
と書いてあります。

実は現在このリッカート法に準じた尺度を試作して調査を行っていますが、
私が作った尺度は4件法で構成されており、「どちらでもない」のような中性点はもうけていません。
理由は、少し答えづらい質問(人に知られたくないような内容)が含まれているので、
「どちらでもない」のような中性点に回答が偏ることを回避したかったからです。
いろいろな書物を調べたのですがやはり「どちらでもない」のような中性点がもうけてあります。
ところが、質問紙心理検査法の1つであるGHQ(The General Health Questionnaire)(日本文化科学社)は
私と同じ4件法を採用しており、その解説書にはリッカート法である旨が記載されています。

4件法でもリッカート法と言ってよいのか、それとも「どちらでもない」のような中性点を設けなければリッカート法とは言えないのか、
あるいは、中性点を設けたほうが望ましいのか、理由を含めてお教えいただけませんでしょうか。


(P.S.) 同内容の質問をBIOMETRY Mailing List にも掲載しました。すでにお読みになった方はお許しください。

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竹内一夫
愛知学院大学歯学部歯科補綴学第二講座
〒464名古屋市千種区末盛通 2-11
TEL: 052-751-7181(ext.213)
FAX: 052-752-5990
E-mail: kazu (at) dpc.aichi-gakuin.ac.jp
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