[fpr 300] fpr:ABOUT PRINCOMP

岡田努

はじめまして,かねてからROMでした岡田 努@新潟大学ともうします.
専攻が青年期の発達といった軟派なことをしているため,統計については
どうも初歩的なことが,分からなくなることがしばしばあります.
これもその一つかもしれないのですが...

分散・共分散行列をもとにした主成分分析での「主成分負荷量」の解釈の仕方
について,混乱しています..
わけあって,上記の指標によって,主成分を解釈しなければならないのですが...

多くの教科書では,抽出された主成分を解釈する指標として「固有ベクトル」を
用いることは,説明されていますが,主成分負荷量についての説明というのは
どうも見当たりません.
ところがhalbau(ver4)という現代数学社から出ているソフトの出力では,
固有ベクトルではなく「主成分負荷量」が出力されます.
「相関行列を元にした主成分分析」の場合の負荷量ならば,因子負荷量と同じような
基準で解釈できるのではないかと思うのですが,「分散共分散行列」をもとにした
主成分負荷量は,−1〜+1の範囲に納まらないようです.
この場合,どのような基準で考えたらよいのでしょうか?

halbauのマニュアル(多変量解析編)には分散共分散行列による分析に関しては,
説明が書かれていませんでした.手元の多変量解析の教科書を5,6冊当たった
のですが,いずれも,「主成分負荷量」という言葉は,全く登場しません.
(唯一,一冊だけ「(固有値のルート)×固有ベクトルのことだ」とだけ,
書かれている本があっただけです.)

教科書に載っている数値例データを
 1.SAS:PROC FACTOR METHOD=P PRIORS=ONE COVとして主成分分析
 2.SAS:PROC PRINCOMP COVとして主成分分析
 3.HALBAU
で比較してみたのですが,
2での固有ベクトルの出力と,教科書に載っている固有ベクトルは当然一致します.
しかし,1.の「FACOTR PATTERN」とHALBAUの「主成分負荷量」とは全然違う値です.
また2.での(固有値のルート)×(固有ベクトル)をやっても,
3.の負荷量とは全然違う値になってしまいます.
もちろん主成分スコアも(HALBAUと その他では)全く一致しません.
(相関行列を用いた主成分分析については,HALBAUの「負荷量」と
SASや教科書の(固有値のルート)×(固有ベクトル)は,一致するのですが...)

というわけで,主成分負荷量というものが,どういう指標で,どう解釈できる
ものなのか?が不明な上に,教科書には,全然別の指標しか載ってない??
というのは,一体どうなっているのでしょうか???
というところで混乱しております.
主成分「負荷量」について(特に分散・共分散行列をもとにした場合について)
分かりやすく書いてある本などがありましたら,ぜひご紹介下さい.
どうか,よろしくご教示いただければ幸いに存じます.
                              岡田 努

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                     Tsutomu Okada
                   okada (at) ed.niigata-u.ac.jp
                    Niigata University
    Faculty of Education    Department of Educational Psychology
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                     Tsutomu Okada
                   okada (at) ed.niigata-u.ac.jp
                    Niigata University
    Faculty of Education    Department of Educational Psychology
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