[fpr 453] 統計的方法DOs and DONTs(3)

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

 南風原さん@東大教育心理は書きました:[fpr 452]
>
>この中の「環境をコントロールすれば同じことを再現できる」という叙述
>との関係で,効果の一般性と母集団ということに関して,以下のようなこ
>とを考えました。(Oakes, M. 1986 "Statistical Inference", Wiley, pp.
>163-166)にも"Aggregate versus general propositions"という見出しで
>関連した議論が出ています。)
(中略)

>となり,μ+βiが被験者iの全条件にわたる期待値となります。これを
>μiとしてモデルを整理すれば
>  y=μi+αj+γij
>となって,被験者母集団における平均というもの,そして母集団なる集団
>を考えることなくモデルの各項を解釈・説明することができます。(だか
>ら効果は一定と考えましょう,ということではありません。念のため。)

この議論は沖縄でのワークショップと通じてますね。実験的コントロールをした場合は
サンプリングをきちんとしていなくても有効と考えることもできる。大雑把ないいかた
だから間違っているかもしれませんが。

香川大学経済学部
        堀 啓造
e-mail    hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp
home page http://fourier.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/

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