[fpr 461] Communications in FPR

松井孝雄

南風原さん,ありがとうございます.シンポジウムでは時間が足り
ず,ご発言がいただけなくて残念でした.

From: haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp (南風原朝和 (Haebara))
Date: Tue, 05 Nov 1996 14:51:36 +0900

> その総会の準備委員会企画シンポジウムのひとつに「教育心理学におけ
> るインターネットの利用」というものがありました。fprの創設メン

このシンポジウムの内容はもうすぐWWWページ(pda-j)で公開いたし
ます.現在まとめているところですので,少々お待ちください.

> その偏りの原因として考えられることとして
> (1)不特定多数の参加者を相手に発言することの不安
> (2)議論の水準が高度になりすぎて,ついていけない
> のふたつが挙げられました。

ちょっと補足しますと,偏りがあること自体はそんなに悪いことだ
とは思っておりません.特に発言すべきことのない人でも参加して
いただくことには何も問題がないからです.ただ,偏りがあるのが,
発言をしにくくするような原因があってのことならできれば改善し
たいなあと思うわけです.

> このうち(1)については「不特定」というのが,実名のリストを用意
> するなどして「特定」にすることが改善になるのであれば,そうすべき
> でしょうが,ネガティブな面はないのかという疑問も感じました。

うーむ,どうでしょう.実名のリストを用意することでこの問題は
解消されるでしょうか? ちょっとむつかしいように思います.

> (2)については発言の内容の他に発言の仕方にも問題があるのかも知
> れません。一部の人だけが共有しているような情報が前提となる議論の
> 場合,できるだけそれを多くの人が共有できるような形で提供した上で
> 発言すべきでしょうね。私も気をつけたいと思います。

はい,おっしゃる通りです.ただ,それに加えて,高度な内容の議
論が進んでいたとしても,それにばかりとらわれる必要はなく,高
度でない(?)議論も並行してどんどんやっていいのだ,と考えられ
るような雰囲気にすることも必要ではないでしょうか.

今回のシンポジウムの話題提供の中で私がもっとも云いたかったこ
とは,「少人数の閉じたメーリングリストは放っておいてもだいた
いうまくいく.しかし,不特定多数の参加するメーリングリストで
は,さまざまな理由から,何らかの運営努力が必要がないと問題が
生じてくるのではないか」ということでした.今後は,いちおう管
理人をしている(でも技術面の雑用だけで実質的な貢献はしてませ
んが)立場から,もっと有意義なMLになるよういろいろ提案してみ
たいと思っています.皆様も「こうしたらどうか」というご意見が
あれば,MLに(あるいはMLに出しにくければ私宛のメールででも)お
送りくださるようお願いします.

--- 松井孝雄  新潟国際情報大学情報システム学科

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