[fpr 817] sampling error

豊田秀樹

豊田@立教大学です

haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp (Haebara (南風原)) さんは書きました:
>南風原@東大教育心理です。東大野球部快勝の翌朝で,気分がいいです。
>「標本誤差」という用語については,豊田さんから
>
> >> 標本誤差という言葉は,半分日常用語になっていて,定義がゆれています
>
>という指摘がありましたが,溝渕さんがご質問のメールの題名に使った sampling
>error の訳が標本誤差ですよね。つまり,母集団から限られた標本を抽出すること
>で生じる誤差ということです。視聴率の例では,
>  標本誤差 = 標本で得られた視聴率 − 母集団における視聴率
>となります。

私も大学院生の頃はそのように理解しておりました.ところが標本誤差は例の
wwwページに限らず,様々な使い方がなされ,その多くは学術的には誤りな
のですが,特に

Yasuo Miyazaki <miyazak1 (at) pilot.msu.edu> さんは書きました:
>ご質問の中の 標本誤差とは
> 母集団における世帯視聴率の95%信頼区間を求める公式
>
>       平均の推定値+ー標本誤差
>
>の中にあらわれるもので 

という95%信頼区間とバインドした使い方が非常に多いようです.興味を
もって調べてみたところ,
安田・原 社会調査ハンドブック(第3版)有ひ閣双書 p11, L8
で95%信頼区間とバインドした定義がなされています.

個人的には
標本誤差 = 標本で得られた視聴率 − 母集団における視聴率
として使っているのですが,上記の教科書は社会調査分野では大きな影響力を
もっており,定義がゆれていると感じました.

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TOYODA Hideki Ph.D., Associate Professor,     Department of Sociology
TEL +81-3-39852323 FAX +81-3-3985-2833,   Rikkyo(St.Paul's)University
toyoda (at) rikkyo.ac.jp 3-34-1 Nishi-Ikebukuro Toshima-ku Tokyo 171 Japan
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