[fpr 1096] 評価用語の検討

豊田秀樹

豊田@立教大学です

Masahiro Fujita <fujita-m (at) stu.osaka-dent.ac.jp> さんは書きました:
>相関を計算して相関行列の要素の値とするのではなく、
>単にー1から1の範囲の値が関係の強さを表わしているからという理由で
>相関行列とみなして用いました.
>
>それではこの相関行列を因子分析をかけれる,かけれないと言う判断は
>どのようにして解るのでしょうか

この場合は基本にもどって
1.生データから計算した相関行列には(とりあえず)因子分析してよい
2.類似度を相関とみなした「相関行列」では因子分析しない
という明快な判断基準をお勧めします.
数理的な性質としては,
R=X’X
の形でXから作られたRは負の固有値を持ちま
せん.したがって,きちんと手続きを踏んで,相関行列を作れ
ば相関行列は負の固有値を持たないことになります.
だから多くのソフトはそれを見つけるとワーニングを発するのです.

--
----------------------------------------------------------------------
TOYODA Hideki Ph.D., Associate Professor,     Department of Sociology
TEL +81-3-39852323 FAX +81-3-3985-2833,   Rikkyo(St.Paul's)University
toyoda (at) rikkyo.ac.jp 3-34-1 Nishi-Ikebukuro Toshima-ku Tokyo 171 Japan
----------------------------------------------------------------------

スレッド表示 著者別表示 日付順表示 トップページ

ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。