[fpr 1444] 教えて下さい

繁桝算男

繁桝@東大駒場です。
以下の質問ですが、現在、QアンドAでわかる統計的方法という本を編集していて、
多重比較のところを書くために参考になった本は以下のものです。
永田靖、吉田道弘著 統計的多重比較の基礎 サイエンティスト社

お尋ねのボンフェローニの方法は、基本的、単純、かつ、一般的ですが、保守的
な方法です。検定すべき帰無仮説の数を同定すれば、ボンフェローニの不等式に
基づき、この個数で目的の有意水準を割れば良いというものです。
(もっとも、保守的な性質を改良する方法も開発されているようですが。)

多重比較は、分散分析の後でやる方法というよりも、複数の(多重)検定の際に常
に心がけるべき問題だと思われますが、通常の方法では、個々の検定の結果を統
合するということはできないように思います。これに関して少し考えることがあ
るのですが、それはまた別の機会に。




On Thu, 13 May 1999 10:23:08 +0900
"麓 信義" <fumoto (at) cc.hirosaki-u.ac.jp> wrote:

>  今、論文の審査を担当していて、統計について、わからないことができました
> ので、お尋ねします。
> 
>  第1種の誤りの可能性を5%水準に維持するためにBonferroniの調整に従っ
> て、p<0.0065(0.05/8)とした、という記述があります。イメージはわかるので
> すが、確認しようとしていくつかの統計書の索引を見ましたが、載っていませ
> ん。
>  おわかりの方、あるいは、記述してある本を知っておられる方がいらっしゃい
> ましたら、ご一報ください。
> --
> +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
> English
> Nobuyoshi  Fumoto        Professor (Psychology of Sport and Physical
> Activity)
> Department of Health and Physical Education, Faculty of Education,
> Hirosaki University
> Bunkyocho 1, Hirosaki, Aomori, Japan   036-8560
> 
> Japanese
> 麓 信義 (弘前大学教育学部教授:運動・スポーツ心理学研究室)
> 住所  〒036-8560 弘前市文京町1    弘前大学教育学部保健体育科教室
> 
> Tel 0172-33-8295   Fax   0172-32-1478  E-mail  
> fumoto (at) cc.hirosaki-u.ac.jp
> ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
> 
> 
> 


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