[fpr 1557] 基本的なことですが

岡本安晴

  岡本@金沢大学です。

  繁桝さん@東大駒場の御意見[fpr 1556]、基本的にその通りだと
思います。

>基本的な問題について、議論があるのはいいことだと思う

とありますので、もう少し議論を続けさせて頂くというか、
メールを追加投稿致します。

>確定したデータの背後に母集団を仮定して
>一般化する方法は岡本さん
>は統計学ではないと言われます.

  統計学ではないということではなく、心理学研究の方法論
という枠組みで考えた方がよいのではということです。

>確定したデータの背後にいわばポストホックに
>統計モデルを仮定してもいい
>のではないかと思います。

  その通りだと思います。

>統計モデルの構成においては、わかっている
>差異はできるだけSystematicな部分
>に吸収し、残差部分に関する判断によって
>iidモデルを構成すればいいのではないかという風
>に思うのですが、

  繁桝さん以外の方が上のように書かれたのなら、
それで納得しているところです。オーソドックス
な見解をまず表明しておかなければという御判断
なのだと思います。
  しかし、ベイジアンらしい問題設定という立場なら
もっと違った形のものができるのではと思っております。
  言明の確からしさを主観的確率で扱うという立場での
問題設定ならどのような形になるのでしょうか?
  また、上の文章において、Systematicとあるのは
deterministicなものとして表わされるものという
ことでしょうか。それとも、主観的確率をも含めた
ファジーな規則性をも含むものでしょうか?

金沢大学文学部
岡本 安晴



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