湯浅秀道@iModeでメール・アンケート調査 (http://member.nifty.ne.jp/YUASA/imode.htm)です。 再現性について、 心理学のための実験マニュアルー入門から基礎・発展へ 利島 保、生和秀敏、編 北大路書房 ISBN4-7628-0186-0 のp3に、「科学者としての仕事は、この段階で終わったわけではない。次に、この 等式の再現性の問題を検討し、自分の発見をより確実なものにしておかなければなら ない。」とあります。この本は、Campbellの外部妥当性と内部妥当性を脅かす要因の 日本語訳が載っていたりして読みでがありますね。 僕のかかわっている医学研究でも、調査などは再現性の検討ができますが、臨床研究 では再現は倫理的に不可能です。また、基礎実験では再現性が重要であります。すな わち、実験の分野によって、統計学的な検定なのか再現性なのか、いろいろ変わって くるような気がします。 >> 同一の手続きで追試しても、先行研究から得られた結果と同一の結 果を得ることができない場合が多かった。」と述べておられます >> 時間軸と地域軸の2点から考えると当然起こり得ることで、如何に一般化するのか、 また一般化でなく目の前の学生や患者へ応用するのかを考える学問・方法論が研究さ れてもよいのでしょうね。
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