[fpr 1602] 京城帝大

AYA Sugimura

杉村綾%ただいま身辺調査中、です。

On Thu, 20 Jan 2000 17:34:42 +0900
Tatsuya SATO <a096 (at) ipc.fukushima-u.ac.jp> wrote:
> 佐藤達哉@福島大学行政社会学部です。

杉村綾 wrote:
> > 『心理学ワールド(PW 7)−特集 顔研究の最近−』という小冊子で、
> > ソウル大学所蔵「初期心理学実験機器」と「実験実習レポート」
> > (佐藤達哉 氏 著)

杉村綾 wrote:
> > これはかなり個人的な話になってしまうのですが、
> > 私の、父方の祖父は、戦前、旧制七高(現 名古屋大学)を卒業後、
> > さらに京都大学で電気工学を学び、
> > 戦時中、現 大韓民国の首都にある京城大学
> > (現 ソウル大学)で電気工学など(おそらく)を教授しており、

Tatsuya SATO <a096 (at) ipc.fukushima-u.ac.jp> wrote: 
> 私のように京城帝大の心理学
> 資料から心理学史を展望しようとする研究者にとっては
> (京城帝大について知ることができるという意味で)

> 日本の旧植民地における高等教育に関する研究は様々な理由から
> あまり進んでいません。ですからもしおじいさまが実際に
> 京城帝大で教鞭をとっておられ、その当時のものがのこっている
> とすれば貴重な資料になりうると思います。
(以下後略)

とりあえず、現時点で判明した事実は、
私が高等学校1年生に在籍していたとき、
父の実家(すなわち祖父の自宅)は、
お隣にあった材木業者の火事、のあおりを食って、
「焼失」してしまった、ということです。

おそらく、この事実から推測すると、少なくとも、
かなりの「貴重な資料」が火事のため、
「焼失」してしまった、と、推測されます。

それから、私の親族は、
各自それぞれの「仕事」に忙しくしているため、
「ちょっと、あなた、今、こっちは仕事で、忙しいんだから、
そんな昔話はあとにしてちょうだい!」と叱られてしまい、
私の好奇心いっぱいの質問は完全に無視されてしまうため、
かなり事情徴集は困難となっております。

とりあえず、相当の「説得する根気」と「時間」が必要な
ようです。

が、なんとか「ちょうせん」してみようとは思っています。

もし少しでも、何かしらの事実が判明したら、
個人的に佐藤達哉 様宛にご連絡(私信?メール)
を差し上げることにします。


(以下余談。お時間ある方はお読みください。)

これは、どうでもいいことなんですが、
その祖父の住んでた家なんですけど、
どっかの「酒倉」(日本酒醸造元)解体してもってきて、
組み立てた家でした。なんと、「五右衛門風呂」つき。
小学生の頃は、遊びにいくと、そのお風呂につかってました。

ちなみに、もう存命してはおりませんが、母方の祖父は
戦後「大工」でした。つまり家を作る「職人さん」でした。
戦時中は、「海軍」で「水兵さん」として「潜水艦」に乗り、
通信部隊に所属し、「音楽隊」にも所属して「ハーモニカ」
を吹いていました。ただ、大工をしていると、木を削るとき
に出る、細かい木屑(埃とか)を吸い込んでしまうため、
肺を悪くしてしまう、というのが職業病(少なくとも当時は)
だったそうで、晩年は、大好きなハーモニカが吹けなくなって
しまい、ちょっと悔しがっていたそうです。
亡くなった原因も「肺」でした。

それで、私が学部に在籍していた時代、
祖母と一緒に、祖父の当時の職場見学に行こうと(思い出の地
を偲ぼうと)、現在の青森県にある大湊というところにある、
「海上自衛隊」とその近くにある「資料館」を見学してきました。
いっぱい「当時の品(資料)」と「解説」が並べられておりました。
複雑な心境でしたが、興味深かったです。

あと、母方の母は戦時中「看護婦」で、その母は浅草で
「下駄の鼻緒職人」を取りしきる仕事をしておりました。
なんでも、母方の祖母の「庭」は「浅草寺」だったらしいです。

また、その母の先祖(遠縁含む)には、
生きていたとしたら、
おそらく江戸時代に入ってしまうんでしょうか?
お琴のお師匠さんだとか、
落語家(たぶん有名じゃないからあまり売れていなかったと思う)。
などもおりました。

どうも、なんだか私、「下町系」「職人気質(かたぎ)」
の血筋というかタチのようです。
ですから、つい、「熟達化」「徒弟制」「師匠と弟子」
なんていうお話しが、
とっても身近に感じてしまうのかもしれません。

アカデミックな分野でいいかえるとすると
『認知心理学5 学習と発達』(波多野 誼余夫 編、東京大学出版会)
第一章 熟達化、っていうことになるんでしょうか?
英語でいうと"expertise"となりますかね。

それでは駄文および余談、失礼いたしました。

Thank you for your mail ! (^−^)

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      杉村  綾 (AYA Sugimura)
  E-mail <ayachan (at) media.ne.jp>
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