繁桝@東大駒場です. 日本心理学会情報化検討委員会の進捗状況です.さすがに委員の皆様レスポンスが 早く、委員の皆様全員が基本的に賛成でしたので、学会としても、具体的にアク ションに入ります.しかし、現在のところ、数の多さから言って、卒論までは手が 回らず、先ずは、修士論文、博士論文から始めようというようになっています. どのように情報を集めるかについても、特定のフォームをHTMLかXMLで指定して、 心理学会のサーバーに置くか、ペーパーやフロッピーディスクによる資料収集も 認めるか、など、検討課題が多そうです.また、著作権の問題もクリアしなくては いけないという指摘もありました. 行動計量学会では、数が少ないこともあり、しばらく前からこのような広報サー ビスはしていますが、他の学会ではどうでしょう.その他のアドヴァイスなど参考 になることで、fpr的にも有用な情報がありましたら、よろしくお願いします. 次は蛇足. ***** 本日のゼミで大学院生の小沢君が、子供の行動に対する親の帰属に関するレビュー 論文を紹介しました.取り上げられた要因が、子供について、年齢、性別、成功・ 失敗、親について、性別、夫婦の一致度、気分、抑うつ、虐待、子供の数、文化 差などです。これで、fpr1619(豊田さん)を思い出しました.確かにこれだけ要因 が多いとどこかで中枢神経が調査計画を効率化したくなりますね.ただし、それを するのも、やはり、個々人のリーダーシップであり、学会の傘の下でやるのはや や時期尚早かなとは思いますが. fpr1617(湯浅さん)のメールは、読み返してみると英語は同じで、無作為化をラン ダム化と訳を代えるということでした.無作為化がいいかげんで、ランダム化は高 級そう (?)ということでしょうか.割り当てを比較と変えたところに、よし広い 文脈で、因果関係を同定しようとする実験の見直しがあるかなと思ったのですが、 これは考えすぎだったようですね.
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