[fpr 1635] CALISについての質問です

豊田秀樹

ミッチェル館に1度でも入りたかった豊田@早大です

中はどんな所ですか?

Tsutomu Okada さんは書きました:
>岡田@立教大学です。
>SAS(6.07)のPROC CALISをつかって共分散構造分析を
>行っていますが,ちょっと悩んでしまっております。
>どなたかお知恵を拝借できればと思いポストいたしました。

モデルを見ずに診断するのはしんどいですが推理してみます.

>同じモデルについて,学年別に投入しているのですが
>ある学年について,どうしても収束しません。

別の学年で収束しているということは識別されるモデルを計
算しているということです.まず自信を持って下さい.

>エラーにはならないものの次のようなWarningが出てしまいます。
>-------------------------------------------------------------------
>ITER  RES NFUN ACT  MINCRIT  MAXGRAD  DIFCRIT    ALPHA  DESCENT
>   0    1    1   0   1.6105   0.7358        0   1.0000  -0.9437
>            :::::::::::::::中略:::::::::::::::
>  99    2  547   0   1.0287 1.118E-6        0        0 -136E-14


これは,正常に収束してる状態を,無理に計算を続けた場合
の特徴を示しています.


>GCONV=0.0000001(=1E-7)と1.1175563E-6よりも小さく指定してあるのに
>なぜこれが有効にならないで,収束の計算を途中で
>やめてしまうのでしょう?

収束基準がきびしすぎるので,すり鉢の底が,ほんのすこし

〜〜〜〜〜

のように波打っている状態に翻弄されているのだと思います.
MAXITERやMAXFUNCを大きくしても低い場所にもう歩いて
いけないのだと思います.

>出力でもMAXIMUM ABSOLUTE GRADIENT CRITERION= 1E-7と出力されていて
>ちゃんとこの指定は認識されているようなのですが。
>PROC CALIS DATA=TMP2
>GTOL =0.0000001
>GCONV=0.0000001
>MAXITER=5000
>MAXFUNC=10000

この程度の厳しい基準でも,収束するときはするのですが,
しないからといって変なことが起きているとは限りません.

GTOL =0.0000001
GCONV=0.0000001

を(どっちか一方にして,たとえば)

GTOL =0.0001

位にして再計算してみてください.そして

1.正常終了し
2.まともな(相関係数が2.0とかでない)解が得られて

いれば,「問題ない」と判断して下さい.

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TOYODA Hideki Ph.D., Associate Professor,         Department of Psychology
TEL +81-3-5286-3567               School of Lieterature, Waseda University
toyoda (at) mn.waseda.ac.jp    1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan
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