[fpr 1674] 統計学的解釈と心理学的解釈

南風原朝和

南風原@東大教育心理です。

岩男さんへのリプライですが,岡本さんが付けたタイトルに続けました。

IWAO Takumi さんは書きました:

> 柳井先生が書かれている「被験者が確証度の判断に類似度を利用している場
> 合には,被覆度の利用は確証度の予測を高めるものとはならない」という統
> 計的に正しい解釈は,

これも純粋な統計学的解釈ではなく,多分に「心理学的解釈」が入っている
のではないでしょうか。被験者が確証度の判断に類似度を「利用している」
というのは,相関から直接言えることではないでしょうから。

統計学的解釈と心理学的解釈の間には,このようにギャップがあるのが普通
ですが,そのギャップを縮めるのに,心理学的知見を用いるのは当然必要な
ことだと思います。

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南風原朝和  haebara (at) p.u-tokyo.ac.jp  Tel/Fax:03-5841-3920
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