南風原@東大教育心理です。 岩男さんへのリプライですが,岡本さんが付けたタイトルに続けました。 IWAO Takumi さんは書きました: > 柳井先生が書かれている「被験者が確証度の判断に類似度を利用している場 > 合には,被覆度の利用は確証度の予測を高めるものとはならない」という統 > 計的に正しい解釈は, これも純粋な統計学的解釈ではなく,多分に「心理学的解釈」が入っている のではないでしょうか。被験者が確証度の判断に類似度を「利用している」 というのは,相関から直接言えることではないでしょうから。 統計学的解釈と心理学的解釈の間には,このようにギャップがあるのが普通 ですが,そのギャップを縮めるのに,心理学的知見を用いるのは当然必要な ことだと思います。 ---- 南風原朝和 haebara (at) p.u-tokyo.ac.jp Tel/Fax:03-5841-3920 東京大学大学院教育学研究科 (〒113-0033 文京区本郷 7-3-1)
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