[fpr 1715] SEMについて

Hiroaki Morita

神戸大学院生の盛田と申します。

この程、初めて構造方程式モデリングで分析することになったの
ですが、いくつか分からない点があります。

1.ある一つの潜在変数について、いくつかの観測変数を設定
  するとき、例えば下記のように、既存の評価尺度でいくつ
  かの質問の回答得点の合計点を指標とするものと、5段階
  評定尺度を指標としたものを、一緒にその潜在変数の指標
  としてしまっても良いのでしょうか。手引き書等を見ます
  と、両タイプの指標を一緒につかっているのは、あまりな
  いような気がするのですが。
  
  ・潜在変数:ADLに対する意欲
     ・指標:
      A:患者の主観的意欲(既存評価表、合計点数)
      B:医療職から見た客観的意欲(既存評価表、合計点)
      C:家族から見た客観的意欲(独自に作成、5段階尺度)

2.1指標条件のとき、既存の評価尺度の信頼性係数をもとに、
  誤差分散および観測変数への影響指数を求めて固定するのだ
  と思いますが、仮に上記の場合で、AとBの評価尺度の信頼
  性係数がわかっていたとしたら、AとBの両方ともに誤差分
  散と観測変数への影響指数を求めて固定しても良いのでしょ
  うか。

3.最尤法(AMOS)で安定した収束を得るためのひとつの目
  安として、推定するパラメータの数が2√nを越えないよう
  にすることと考えて良いのでしょうか。

4.内生変数が受けるパスの数が3を越えると、収束が不安定に
  なってしまうのでしょうか。

以上です。たぶん初歩的なことばかりなのだと思いますが、よろしく
お願いいたします。

----
Hiroaki Morita  992m224m (at) kobe-u.ac.jp

スレッド表示 著者別表示 日付順表示 トップページ

ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。