森@広島大です。 >因果関係は5感を通じて「しか」了解できないない.構成概念の知 >覚による観測指標間の相関を疑似相関といったらあらゆる因果関係 >の記述は成立たなくなる.言い換えるなら,それを認めないと全て >の相関は疑似相関に成ってしまいます.という主張に関してはどう >思いますか.気圧の変化の感覚指標としては,気圧計を見るのと, >カエルが鳴き声を聞くことは全く同じです. >気圧計の変化を目で確認することと,雨が降ることの関係を,もし >南風原さんが「相関」と呼ぶなら争点はなくなります.同じ物を違 >った呼び方をしているだけです. > 南風原さんと豊田さんのご意見、どちらも一理あるように私には思えます。 ただ、これは統計学上の立場の違いというよりも、「言語観」の違いではないのでしょう か? つまり論理実証主義派と日常言語派の違いということです。 あまり関係ないのかもしれませんが、いま言語に関する原稿を執筆中なので、 ふとそのことを連想してしまいました。 お二人の議論の途中で、いらぬ横やりを入れてすみません。 どうぞ議論をお続けください。 *********************************** 森 敏昭 Toshiaki Mori E-mail:tosmori (at) hiroshima-u.ac.jp Tel & Fax: 082-941-1817 広島市佐伯区五月が丘1-10ー26 ***********************************
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