岡本@金沢大学文学部です。 「[fpr 1783] 因果の方向が逆でも」にも2つの点で 納得できません。 >たとえばボイラー制御がそれです.理論的には明らかに, >「ボイラー内温度」ー>「ボイラー表面温度」 >ですが,実際には測定の容易な表面温度から,ボイラー >内の温度を予測するように矢印を引きます. まず、例えば ボイラー表面温度 = 0.2*ボイラー内温度 + 誤差 であれば、 ボイラー内温度 = 5.0*ボイラー表面温度 + 誤差 となります。 矢印の向きによって係数の値が変わるので、矢印の向きには 意味があるものと考えます。 次に、 「ボイラー内温度」ー>「ボイラー表面温度」 は、物理学的な現象の説明であり、 「ボイラー表面温度」ー>「ボイラー内温度」 は、データ分析的立場からの予測モデルです。 同じ矢印でも、現象の因果関係を表しているのか、 それとも、予測のためのデータ分析モデルなのか、 中身は異質です。 金沢大学文学部 岡本安晴
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