[fpr 1786] 因果の方向が逆でも

岡本安晴



 岡本@金沢大学文学部です。

「[fpr 1783] 因果の方向が逆でも」にも2つの点で
納得できません。

>たとえばボイラー制御がそれです.理論的には明らかに,
>「ボイラー内温度」ー>「ボイラー表面温度」
>ですが,実際には測定の容易な表面温度から,ボイラー
>内の温度を予測するように矢印を引きます.

 まず、例えば

 ボイラー表面温度 = 0.2*ボイラー内温度 + 誤差

であれば、

 ボイラー内温度 = 5.0*ボイラー表面温度 + 誤差

となります。
 矢印の向きによって係数の値が変わるので、矢印の向きには
意味があるものと考えます。

 次に、

 「ボイラー内温度」ー>「ボイラー表面温度」

は、物理学的な現象の説明であり、

 「ボイラー表面温度」ー>「ボイラー内温度」

は、データ分析的立場からの予測モデルです。
 同じ矢印でも、現象の因果関係を表しているのか、
それとも、予測のためのデータ分析モデルなのか、
中身は異質です。


金沢大学文学部
岡本安晴




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