真柳です。 ご返答いただいた先生方,ありがとうございました。 本音を言うと,「よーわからん手法」で導いた「それなりの結果」を出されるのは, ものっすごい迷惑なんです。 心理学系のもともと数理に強い方が沢山いるきちんとした学会では こんな事例の一つや二つ,なんてこと無いんでしょうが, 解析法をちょっぴりだけ知ってる人の多い周辺学会 (統計の専門家が希少動物である実学学会) では,解析の流れだけをすぐマネて,応用したがるんです。 データの事情が違おうが,お構いなしに。 「やっちゃう」わけです。 そうすると,もう,簡単に学会内の一連の研究がむちゃくちゃになります。 一回流行ると,根絶やしにするのに何年も掛かります。 学会だけではありません。 統計家や勉強家の研究者を抱えていない企業内でも同じことが起こり得ます。 メーカー内で商品比較を行う部署が,この手法を採用すると考えてください。 ここで言う「ブランド」「メーカー」を 「商品」に置き換えて,応用してみよう! 誰もが発想しそうなことではないですか? その結果で物作りしなければならない現場は,えらい目にあいます。 (まあ,そういう企業には潰れていただけばいいだけですけれど) 「えらーい先生+大企業さん」という権威のカタマリに, ああいうシロモノを振り回されると, その影響を考えて,めまいがします。私は。 真柳麻誉美 ------------ しかし,理論的にはシッカリしてるけれど, 結果がイマイチ納得できない,と一部で陰口たたかれる「プリズム」とは対照的です ね。 この事例は。
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