[fpr 2023] 順所尺度を用いた共分散構造分析について

桐野 匡史


はじめまして。
桐野@岡山県立大学学生といいます。

現在,順序尺度(2件法〜4件法)を用いたデータを元に共分散構造分析を試みていま
す。
しかしながら,統計初心者なもので,あまり理解できておりません。

現在,順序尺度として,例えば「不可能」,「介助」,「自立」というように
順序データに1,2,3という数値を与えています。
そして,このような質問項目が10項目あり,
これを基礎として探索的因子分析,および確証的因子分析を行おうとしています。

探索的因子分析における,処々の過程は省略させていただきますが,
因子分析に関しては,これらの10項目の質問に対して
ポリコリック相関係数を用い,それを基礎として最小2乗法を用いた
プロマックス回転により因子の抽出を試みています。
ですが,正直なところ,この手順が正しいものなのかどうかも分からず,
理解できないまま,この分析の箇所でつまづいています。

そのため,確証的因子分析における共分散構造分析についても
どのような手順で順序尺度のデータを扱っていけばよいか理解できず,途方にくれて
います。
豊田先生の著書「共分散構造分析(入門編)」によると,
「四分相関,双列相関,ポリコリック相関,ポリシリアル相関を含んだ相関行列だけ
では
構造方程式モデルの母数を推定することはできない。」
「カテゴリカル変数を含んだ構造方程式モデルの母数の推定値は,
多変量データ行列からは求められても,相関行列からだけは求められない。」
とありますが,このことはどのようなことを意味されており,
また,このような順序データを用いた場合,どのようにして共分散構造分析を
行えばよいのでしょうか。
何か,簡単なお手本となるようなものでもあればよいのですが,
見つけることができず,困っています。

統計初心者なもので,うまく説明できていないかもしれませんし,
このような質問さえ,失礼なことかもしれませんが,
もしよろしければ,何か助言をいただければと思います。
よろしくお願いします。



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