[fpr 2201] キャンベル共同計画

島田貴仁

島田@科警研です。

刑事司法の中の矯正分野のみならず警察分野でも
EBMに倣って、証拠に基づく実務の機運が高まりはじめています。

もちろん捜査や訴追が証拠に基づくのは当たり前で、
ここでの実務とは犯罪対策として街灯や監視カメラを設置する、
パトロールを強化するといった施策を指しており、
各施策が本当に犯罪抑止に役に立ったかを評価するものです。

キャンベル共同計画刑事司法部会の委員でもあるLawrence Shermanが、
Evidenced-Based Policingという論文を書いていて、
( http://www.policefoundation.org/pdf/Sherman.pdf )
ちょうど今、科警研メンバーで訳しているところです。

もちろん医療分野や矯正分野でもそうでしょうが、
エビデンスを作り出す難しさを感じます。

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島田  貴仁  Takahito SHIMADA
科学警察研究所 防犯少年部 犯罪予防研究室
Tel:0471-35-8001  Fax:0471-33-9184
E-mail:takajin (at) nrips.go.jp

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