東京大学 横山です。 つい先日、大学院生が「統計学的には有意ではないが差が見られた」 とpが0.06くらいの検定結果を論文の結果に書いていました。思わず 「私の目の黒いうちはこんな検定結果の解釈は認めない」、「p=0.06で 議論できるならp=0.5でも同じことだしそもそも統計検定なんかいらない のでは」と言ってしまいましたが、後でこのメーリングリストの議論を思 い出しました。 研究者のデータ解釈−結論導出の論理のあり方だと言ってしまえば それまででしょうが、できるだけconservativeで良いと思います。確か に「傾向差」だとか「統計学的には有意ではないが差が見られた」とか 記述している論文は存在していますが。
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