[fpr 2244] 「傾向差」は統計用語?

Kazuhito Yokoyama

東京大学 横山です。

つい先日、大学院生が「統計学的には有意ではないが差が見られた」
とpが0.06くらいの検定結果を論文の結果に書いていました。思わず
「私の目の黒いうちはこんな検定結果の解釈は認めない」、「p=0.06で
議論できるならp=0.5でも同じことだしそもそも統計検定なんかいらない
のでは」と言ってしまいましたが、後でこのメーリングリストの議論を思
い出しました。

研究者のデータ解釈−結論導出の論理のあり方だと言ってしまえば
それまででしょうが、できるだけconservativeで良いと思います。確か
に「傾向差」だとか「統計学的には有意ではないが差が見られた」とか
記述している論文は存在していますが。




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