[fpr 2335] SPSSでの対数線形モデルの出力の見方

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

Re: [fpr 2334] Re: SPSSでの対数線形モデルの出力の見方
Tsutomu Okada wrote on Thu, 30 Jan 2003 09:29:15 +0900


> 私がfpr2332をポストした時点では堀さんからのfpr2331は私の手元に配信されてい
なかったので
> 行き違いになってしまいました(2332は2330の訂正というつもりで書いたもので
す)

なるほど,そういうことだったんですか。了解しました。大げさにいってすみませ
ん。2つのメールの発信時間と着信時間を確認しましたが,たしかに私のメールが途
中にある段階で岡田さんのが発信されてますね。

> (参加者が大きくなったせいか,配信にはかなりタイムラグがあるようですね。
>  うちだとポストしてから,自分の投稿がfpr上に帰ってくるのに半日くらいかか
ります)

たまにそういうことがありますね。他のメーリングリストでは瞬時に返ってくるとこ
ろもあります。米国のspssxは自分のメールはメーリングリストでは返ってこないの
ですが,受け取ったとか,不在通知が瞬時に返ってきたりします。という意味では
fpr は少し遅いです。でも慶応大学経由のものよりはず〜とはやいです。もっとも最
近は慶応大学経由のメーリングリストを利用していない。

> 対数線形モデルの利用自体,今回初めての試みである上,最近バージョンのSPSSで
の
> 具体的な利用数値例を記した本もいくら探しても出てこないため,四苦八苦してい
る次第で,
> 低レベルの質問になってしまい申し訳ありません。

私が低レベルとはいっていないが言外にそういったのは,weight に絡んだ件です。
しかし,これもSPSSがシンタックスを重視しなくなってからはわかりにくいものの一
つなのかな。11.5ではマニュアルをなくしましたが,ますますわからなくなります。
困ったことだ。外部のひとが本をだせばいいということなんでしょうか。

昔の司馬さんのような本がシンタックスのために必要でしょう。
   1. データ解析入門 : SPSSへの招待 / 司馬正次編著. -- 東洋経済新報社, 1977

genlog のちゃんとした解説は見たことないです。あんまり探索していないせいで
しょうけど。

SPSSでの対数線形モデルの使い方は
Stevens,J.(2001) Applied multivariate statistics for the social sciences. 
4th ed. LEA.
がいいでしょう。3rd ed.でもほぼ同じ。

今回岡田さんの発言に刺激を受けて,genlogなどについてちょっと書いてみました。
  2. SPSS ときど記(126) 2003/01/30 対数線型モデル dummy codingの巻
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki12.html#126
   1. SPSS ときど記(127) 2003/01/30 対数線型モデル ANOVA codingの巻
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki12.html#127

かえって混乱するだけかもしれませんが,一度読んでみてください。これだけわかり
にくいのは私はSPSSがよくないからだと思います。まずanova コーディングを一回の
処理でわかるように出力する。そこが出発点でしょう。
   

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堀 啓造(香川大学経済学部)
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