[fpr 2373] 調査と実験

真柳麻誉美

相田先生

女子栄養大学の芳賀です.

こういったお返事を下さるということは,
 調査と実験という対比に先生は違和感がない,
と考えていいのでしょうか?

私自身は,製品の機器分析などをもともとやっておりましたので,
要因統制してデータを取る=実験(調査)
要因統制しないでデータを取る=観察(調査)
という理解でしたので,
要因統制しないでデータを取る
(たとえ,それがランダムサンプリングしていようが)=調査,と
いわれると,言いようの無い違和感を感じるので,
先のご質問をさせていただきました.
調査という語は,もっと広義の概念じゃないのか?と.

芳賀麻誉美



追伸:
ランダムサンプリング(による外的妥当性の保障)と
ランダマイゼーション(による内的妥当性の保障)も
対立して語られることが多い概念と思いますが,
これも,両者を満たす研究は可能ですよね?

先の「調査と実験」と同じく,こいいった類の二項対立的な解説は,
特に初学者の誤解をまねかないように,
相当に注意が必要のように感じていますが,
あまり注意が払われていないのが,非常に気になります.

また,分野の常識,というものの怪しさ,も感じるこのごろです.



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