[fpr 2438] 行動計量学第29巻2号

SHIBAYAMA Tadashi

新潟大学の柴山です。

私も今朝同号を手にし特集「討論:共分散構造分析」を読ましていただきました
(もちろん岩崎論文も拝見しましたよ)。いずれの論文も SEMにまつわるさま
ざま問題点を、それぞれの立場から議論されていて、一読再読の価値があると
思います。私自身の関心から言えば、従来のテスト理論的な「感覚」とSEMの
「感覚」が噛み合わないという兼ねてからの疑問が、特集論文のサブタイトル
をお借りすれば「観測変数の数を減らすことの是非を中心に」、とても興味深
く刺激的に議論されていました。学校現場への応用という視点(学校社会学と
言った方が適切)から、今年度の大学院の講義で扱っていることもり、次は腰
を落ち着けて精読します。
最後になりましたが、特集を組んでいただいた豊田さん、刺激的な討論を
展開されたみなさまどうもありがとうございました。


Manabu IWASAKI wrote:

> 成蹊大の岩崎です.
>
> 各位:
>
> 日本行動計量学会の和文誌「行動計量学」第29巻2号が送られてきました.
>
> 自分の論文も2本掲載されているので言いにくいのですが,実に密度の濃い内容の学
> 会誌です.特に,特集『討論:共分散構造分析』は,豊田秀樹さんのオーガナイズに
> より,狩野裕さんの基調論文と討論および再討論があり,まだ全部を読んだ訳ではあ
> りませんが,じっくり読みたい内容です.
>
> ちなみに私の総合報告『「処置前−処置後」データの解析と平均への回帰』も,この
> 論文をネタに現在東大大学院教育学研究科で講義をしていますが,4月から始めてま
> だ終わっていません.上記特集のついでにお読みください(もう1本のワールドカッ
> プの論文も).
>
> 皆さん,是非これを機会に行動計量学会に入会してください.また,9月初旬に名古
> 屋の名城大学で行動計量学会の大会がありますが,それにもご参加ください.ちなみ
> に,この大会と同会場の同時開催で,応用統計学会,日本計量生物学会,日本統計学
> 会の3学会合同の連合大会も開かれます.まだ暑いかもしれませんが名古屋でお会い
> しましょう.
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> 岩崎 学 (IWASAKI, Manabu)
> 成蹊大学工学部 経営・情報工学科 教授(統計学)
> 180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
> TEL: 0422-37-3764, FAX: 0422-37-3871
> URL: www.is.seikei.ac.jp/~iwasaki/
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