堀@香川大学経済学部です。 自己フォローです。 > だこれは factor <- item という因果性を前提にしたと尺度のときです。Journal of > Consumer Research などでときどき論文がでてきますが、Formative measurement とか scale > の場合に成り立つことです。 Bollen and Lennox(1991)は factor -> item の因果を言ってました。ただ、因果の時は項 目数は1つでもいいし、相関が高くなるということを主張していました。従来の低い相関の 項目を多くという立場に立つ必要のないことを主張していました。 そういうことからはformative にこだわる必要はなかったです。 Jarvisらは項目間相関は formative measuresの場合は必要ないとし、reflective measuresの場合は項目間相関があ ると考えていたので、誤推理してしまいました。 構造方程式モデリング派は因果性を強調する嫌いがあるようです。Jarvisらのreflectiveの 考えは緩く考えているようです。MULTIVARIATE BEHAVIORAL RESEARCHの1990年の因子分析と 主成分分析の特集号の誰かが因果性を厳密に考える必要はないということを言っていた気が するがだれだったのか。 いずれにしても因果性で攻めるのは実在の機械的世界ですね。人間をモデルにしたときそれ だけでいいのだろうか。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部) home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
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