fprの皆様 立教大学の都築と申します. 来年から,心理学科の1年生に統計学を教えることになりましたので, 評判の良い統計学のテキストについてお尋ねすることにしました. (統計学1,2の2の方ですので,主に推測統計を担当することになります.) 私は以前,下記のテキストを共著しましたが(岡太先生と山口先生の寄与 が大きいのですが),心理学科向けではないようです. > 岡太彬訓・都築誉史・山口和範 (1995). データ分析のための統計入門 共立出版 最近,下記の本も出しましたが,統計学の授業ではあまり使えそうにもありません. > 若島孔文・都築誉史・松井博史編 (2005). 心理学実験マニュアル ――SPSSの使い方からレポートへの記述まで―― 北樹出版 学生時代(教育心理学科)には,岩原先生の本や,池田先生ほかの「統計的方法I,II」 など定評のあるテキストで教わったのですが,最近,評判の良いテキストがどれか 良くわかりません. 森先生らの「心理学のためのデータ解析テクニカルブック」はWeiner流の分散分析の How to本としては優れていると思いますが(特に,Betweenとwith-inが混じるデザイ ン,下位検定,多重比較などの部分),1年生の統計学向きではないようにも思います. 担当する心理学科の学生の大半は,臨床関係に興味があるという事情もあります. もし,心理学科の1年生向きの良い統計学のテキストをご存じでしたら,ご教示 くださいますようお願いいたします. ------------------------------------ 立教大学社会学部 都築 誉史 〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1 Email: tsuzuki (at) rikkyo.ac.jp Tel: 03-3985-2324 Fax: 03-3985-2833 ------------------------------------
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