豊田秀樹@早稲田心理です >やっぱり、このやり方は間違いではないかと思います。 こういう分析は、いろいろ「進化」してます。 たとえば,xが大きいほどyも大きいかをみるとき, xで3群(L,M,H)に分けて、Mを捨てて、LとHだけ残してyに ついて平均値の差の検定をするような「分析」もあります。 ほんっとに、困ってしまいます。 >検定力が低くなるという問題をかかえています。 すこし話はそれますが。。 大切なのは、当該実質科学分野における実質差なので その研究者が必要と考える実質差において、適度な検定力 があれば、どの方法でもよいと、 (実質差を、研究者が自覚することがまず大切であり、 検定力が高い方法を探すことに力を注ぐのではなく) かりに検定力が低い傾向のある手法でも有意差になるような、 実質差のある(効果量の大きな)実験を計画することが、 もっとも重要だと2年生向けの授業では力説してます。 その研究者の考える実質差とデータから計算された効果量は 必ず論文に書くことが大切です。 どの程度なら当該分野では実質的な差なのかの目安に関する 非統計学的な議論をする習慣が各雑誌に根付くとよいのですが。。。。
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