[fpr 3529] CFA=1,RMSEA=0の評価

OkadaTsutomu

ごぶさたしております.金沢大学の岡田です.SEMにおいてタイトルのような適
合度について,ご存じの方がおられたらご教示頂きたくポストいたしました.
(AMOSで)分析で,割と頻繁にCFI=1 RMSEA=0という結果を見ることがあります.
先日も学生が持ってきたモデルでもそういったものが見られました.(潜在変数
を置かず観測変数のみで構成されたモデルでした)
 一つは分析モデルが飽和モデルと一致する場合,これはカイ二乗値が計算でき
なくなるため,便宜上そういった値が出力されてしまうのでしょう.
 しかし,分析モデルが飽和モデルとは異なる場合でも,上記のような適合度に
なることがあります.
こういった場合,「極めて適合がよい」と見なしてよいのでしょうか?
 計算上は「モデルのカイ二乗<=モデルの自由度」になると,CFI=1,RMSEA=0に
なるようですが.カイ二乗値はサンプルサイズに規定されますし,モデルの自由
度は観測変数数によって規定ますので,どちらかの数が不適切だという意味にな
ってくるのでしょうか?(たとえばサンプルが小さすぎてカイ二乗値が極端に小
さくなってしまったなど)
 よろしくお願い申し上げます。


スレッド表示 著者別表示 日付順表示 トップページ

ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。