[fpr 3559] 項目反応理論[入門編](第2版)

豊田秀樹

fprのみな様

早稲田大学心理学教室の豊田です。
2002年に公刊し、ご愛顧いただいた拙著『項目反応理論[入門編]朝倉書店』の
(第2版)を公刊しました。

http://www.amazon.co.jp/%E9%A0%85%E7%9B%AE%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E7%90%86%E8%AB%96-%E5%85%A5%E9%96%80%E7%B7%A8-%E7%AC%AC2%E7%89%88-%E7%B5%B1%E8%A8%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC-%E8%B1%8A%E7%94%B0/dp/4254127952

初版は、ほんとうに予想外の売れ行きで、ほぼ毎年刷りを重ねさせて
いただきました。ただただ、読者の方々に感謝申し上げます。

しかし、項目反応理論の普及、学問の発展にともない、加除したい内容が増え、
また、初版は早稲田大学で、毎年、教科書として利用してきましたので
教材として改良したい部分が多くなってきてしまっていました。でも、もう老骨なので
第2版の執筆はあきらめていました。

ふと、昨年参加した日本テスト学会にて、
初めてお会いする何人かの若手の院生さんから「[入門編]でIRTに入門しましたよ」
と声をかけていただき、感激しました。単純な私は彼ら彼女らから、元気をもらい、
学会から帰るとすぐに第2版を書き始めました。

初版と第2版の端的な違いはどこか? というと、第2版は、全編をRで書き直して
データとスクリプトを配布することにしたことです。手元のPCで追計算が可能です。
学習内容は1.5倍くらいになっています。

データとスクリプトは

http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-12795-9/

で無料で配布していますので、有料の書籍(第2版)は必ずしも買わなくても
追加投資なしで、項目反応理論によるテスト運用をしていただけます。
初版をお持ちの方にもきっと役に立ちます。

どうぞご利用ください。



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 TOYODA Hideki Ph.D.,  Professor,                    Department of Psychology
 TEL +81-3-5286-3567  School of Humanities and Social  Sciences,
Waseda University
 toyoda _atmark_ waseda.jp   1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan
 http://www.waseda.jp/sem-toyoda-lab/
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