[fpr 3790] 心理学?の危機?

Yasuharu Okamoto


 岡本@日本女子大学心理学科です。

先にfprに投稿したものの反応が遅いので、アドレスを変更して
再投稿しました。2重投稿になってしまった場合は、御容赦ください。

行動計量学会のメーリングリストに、講演会/ワークショップの
案内が流され、そこに
「心理学の危機」
という言葉が書かれていました。
心理学といっても、社会心理学が想定されているようですが、
そこに挙げられている参考文献
池田・平石, 2016 in 心理学評論特集号
(これは、心理学評論のウェブサイトから無料で
ダウンロードできました)
を読むと、社会心理学に限られているわけでもないようです。
本メーリングリストに、私見を投稿しても許されるかと思い、
投稿した次第です

取り上げられている「(社会)心理学の危機」は、池田・平石論文を
読むと、基本的に良心の問題であるとの印象をもちました。
ある程度の経験があれば、素データを見て、検討が付くはずです。
良心が機能しないということは、これは社会システムの問題です。
社会システムに良心が機能しない問題があれば、制度を改革しても
抜け道が探され、イタチごっこになります。

研究の方法的あるいは技術的問題としては、
(社会)心理学の理論は決定論的でない現象を扱うのが普通である
ということの認識が挙げられます。追試についていえば、
追試が成功する確率が考慮されていないということがあります。
これは、ベイズ的に事後予測として
「追試が成功する確率」
を報告することを投稿者に求めれば、かなり事態はよくなると
思います。追試の成功確率がある程度高ければ(例えば、80%以上)
よいのですが、追試の成功確率が低いときは、単なる成功確率
だけではなく、効用を考慮した判断も必要になると思います。
事後期待効用がなんらかの基準に基づいて十分高い、
あるいは低くないと判断されれば、採択の可能性も高くなると
考えられます。
いずれにしても、確率的現象を扱う研究であれば、研究成果事態の
評価も確率論/統計学をベースに行われる必要があります。

単に編集システムをいじるのではなく、統計学の現時点における技術を
活用し、各投稿論文に反映されることを求める必要もあると思います。

横浜市在住
岡本安晴




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