ワークショップ企画書案について 長谷川@岡山大学文学部心理学教室です。 表題のことにつきましてfpr参加者各位からの御提案をおまちして おりましたが、みなさん遠慮されておられるのか、具体的な提案は1 つもいただけませんでした。 しかし、申込みが明日(たぶん消印有効)までに迫っておりますので、 私のほうで、以下のような簡単な企画書をつくってみました。 これは、東大の南風原さんが最近お書きになった“教育心理学研究と統 計的検定”(教育心理学年報掲載予定)の構成に基づくものです。 南風原さんから私宛に送っていただいた校正刷を拝読いたしましたが、 Cohenの“地球は丸い”論文よりはるかにわかりやすく、かつ、歴 史的背景や、心理学研究の現時点での問題点を網羅しているたいへん価 値の高い論文であると思います。 日本心理学会の会員には、教育心理学会の会員でない方も多いので、日 本心理学会のワークショップの場でお話を伺うことは大いに意義がある と考えます。 そこで、まだご本人の了承はとれていないのですが、南風原さんかその お弟子さんに話題提供をしていただきたく、この場を借りてお願い申し あげたいと存じます。 指定討論者と司会者についての立候補や推薦は、この場(fpr)でお 願いします。 企画書の内容はあくまで仮のものであり、論文集に掲載される要旨は後日 提出になろうかと思いますので変更可能です。たぶん。 企画者については、今回の申込みは1名のみ届ければよいということです ので、特に立候補者がなければ私(長谷川)のほうで出しておきます。 後日、企画者に名を連ねる方を再度公募します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ワークショップ企画書(案) 題目:心理学研究の自己評価(2) 昨年度の発展として、心理学研究における統計的検定の利用に関 する方法論的問題を扱う。 今回は特に、(1)Fisher理論とNeyman-Pearson理論との対立点を正 しく把握し、(2)検定力分析に関するCohenらの主張の長所・短所を 考察し、(3)研究結果の一般化や研究計画立案における諸問題を討議 することを主たる目的とする。 通常の話題提供と指定討論にくわえ、パソコン通信ネットワーク上 で議論された諸問題についての集約を行なう。 参加者各自は、テーマに関係した著書や論文別刷や諸報告や資料な どを持ち寄り、情報交換を行なう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 橘さんへ: 今回の学会には御参加されますでしょうか? もし参加されます場合は、指定討論か司会をやっていただくわけには いきませんか? 訂正:fpr 13で fpr13> アンフォーマルな意見交換の場として、またパソコン通信 fpr13> による日常的な情報交換の集約の場として、継続性を最大 fpr13> のメリットとする集いになればよいのではないかと私(長 fpr13> 谷川)は思います。 と書きましたが、“unformal”ではなく“informal”とすべきでし たねえ。 最近unformatコマンドのお世話になったので、つい... 岡山大学文学部心理学教室 長谷川芳典
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