FPR参加者各位 以下の内容で日本心理学会ワークショップの企画書を提出したい と存じます。 ご意見などございましたら、FPRあてに14日までにお願いし ます。(文中の※印部分は、大会本部には送りません) テーマ:心理学研究の自己評価(2):統計的検定は心理学研究に 何をもたらしたか ※南風原さんからのご指示により上記のように副題を追加しました。 企画者:長谷川芳典 (岡山大学文学部) ※来年はぜひ別の方にお願いします。 司会者:松井孝雄 (新潟国際情報大学) ※松井さん、今回はこういうことでよろしいでしょうか。 話題提供者:南風原朝和 (東京大学教育学部) 要旨: 基礎的統計解析の誤用問題を取り上げた昨年度のワークショップ の発展として、心理学研究における統計的検定の利用に関する方法 論的問題を扱う。 今回は特に、(1)Fisher理論とNeyman-Pearson理論との対立点を正 しく把握し、(2)検定力分析に関するCohenらの主張の長所・短所を 考察し、(3)研究結果の一般化や研究計画立案における諸問題を討議 することを主たる目的とする。 通常の話題提供と指定討論にくわ え、パソコン通信ネットワーク上で議論された諸問題についての集 約を行なう。参加者各自は、テーマに関係した著書や論文別刷や諸 報告や資料などを持ち寄り、情報交換を行なう。 指定討論者:海保博之 (筑波大学心理学系) 追伸:すでにごらんになった方も多いかと存じますが、教育心理学年 報34集には、南風原さんの“教育心理学研究と統計的検定”のほか、 “データ解析テクニカルブック”の編著者のおひとりの吉田寿夫さん が“学校教育に関する社会心理学的研究の動向−−研究法についての 提言を中心にして−−”という論文を掲載されておられます。 吉田さんは、残念ながら現在のところパソコン通信をされておられな いそうですが、いずれFPRにご登場いただき、また次回以降のワー クショップで話題提供などしていただければと期待しております。
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