[fpr 88] Question?

谷口 崇典

 谷口@岡山大学文学研究科M2です。

 南風原さん,丁寧なコメントをありがとうございます。

 :> 個体の選択行動の特徴を記述するというのは,純粋に「測定」ないし「数量化」
 :> の問題ですから,検定法とは切り離して,値の意味が解釈しやすい記述的指標
 :> (たとえば,文字通り「選択率の差異」をとるなど)を独自に考えられてはい
 :> かがですか。

 そうですね。そのようにして検討してみます。

 :> いまの場合は,とりあえず他の個体は関係なく,N=1の問題として考えてい
 :> るわけですから,同じ個体からの反復データであることが,即「独立でない」
 :> ということにはならないと思います。この場合は,1つの個体を固定したとき,
 :> 冒頭の表のT1,B1がどういう値になるかが,その後のT2,B2に影響を
 :> 与えるか,それともお互いに独立な事象と考えることができるのか,が問題に
 :> なるのではないでしょうか。(テスト理論ではこの種の独立性がしばしば取り
 :> 上げられます。)

 この後半の部分についてですが,表のT1,B1の値はその後のT2,B2
の値に影響を与えていることは十分に考えられます。被験体にとって餌が新奇
なものである状態(T1,B1)から,馴染みのものである状態(T19,B19)
に変化していく環境での測定だからです。

 Takanori Taniguchi  :)                      From Okayama JAPAN 
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                            <95/08/24 03:21:58JST>

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