毎度お世話になります,谷口@岡山大学文学研究科M2です。 At 16:16 95.9.12 +0900, Tomokazu wrote: >南風原@東大教育心理です。 >Q1:相関係数の「比較」というのは,具体的にどういうことでしょうか。 2つの変数A,Bの間の相関を複数回取り出したときの相関の比較です。具体的に は観察日毎の相関がどのように変化しているかを記述するときのネタの一つとして行 います。 観察1日目:-0.16 観察2日目: 0.40 観察3日目: 0.67 : : >Q2:その比較が「相関係数の2乗(決定係数)を用いることで可能であると > 言います」ということですが,その内容をもう少し詳しく教えて下さい。 例えば,ピアソン相関係数が0.8である連関は同相関係数が0.4である連関の2倍で はない。比較をする一つの方法として相関係数の2乗(決定係数)を利用する方法が ある。この方法を用いれば,相関係数が0.8である連関の決定係数は,0.64,相関係 数が0.4である連関の決定係数は,0.16であるので,0.8という連関は0.4という連関 よりも4倍大きいものであると言える,と記述されています。 参考書籍は,「Martin, Paul, & Bateson, Patrick 1986 Measuring behaviour: An introductory guide. Cambrige university press(マーティン,P.・ベイトソ ン,P. 1990 粕谷 栄一・近 雅博・細馬 宏通(訳) 行動研究入門,動物行 動の観察から解析まで 東海大学出版会:東京)./Pp.115-116」です。 以上でよろしいでしょうか? Takanori Taniguchi /Okayama Univ. Another E-Mail Add.:GHE02260 (at) niftyserve.or.jp (Japanese BBS)
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