長谷川@岡山大学文学部心理学教室です。 [fpr178]の私の発言: fpr178>(1)たった1つの質問について、あてはまるを2点、どちらとも言 fpr178>えないを1点、あてはまらないを0点(あるいは、ひじょうにあて fpr178>はまる4点、あてはまる3点、あてはまらない2点、まったくあて fpr178>はまらない1点)というように点数化して、そのままt検定とか分 fpr178>散分析にかけているものが複数ありました。たくさんの質問の合計 fpr178>点ならともかく、こういう順序尺度的で離散的なものを間隔尺度的 fpr178>に扱うことには抵抗を感じます。もっとも、カイ2乗検定を使って fpr178>も、t検定を使っても、それほど結果は変わらないのでしょうが。 について、 堀 啓造@香川大学経済学部さん: fpr184>SD法では常識化している。当然問題ですね。かといって、カイ2乗 fpr184>検定でいいかというと、これは名義尺度の検定で、手ぬるいことにな fpr184>ります。順序尺度の検定は別にあります。といいながらわたしはあま fpr184>り順序尺度の検定はつかっていません。 ノンパラ検定のことを言っておられるのでしょうか? ノンパラ検定の中で学生でも簡単に使えるオススメの検定法を御紹介いただけ れば幸いです。 “あてはまる、どちらとも言えない、あてはまらない”という3択の質問は名 義尺度として扱ったほうがよい場合もあるように思いますが... あまりよい例が思いつきませんけれど、“どちらとも言えない”と答える人が、 “あてはまる”と“あてはまらない”の中間的立場を示すとは言えないような 質問もあるのではないかと思います。 もちろん、心理尺度の項目に用いるような質問の場合には、回答が順序尺度的 な構造になるような質問だけが採用されるのでしょうけれど。 長谷川芳典 岡山大学文学部心理学教室
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