初めまして。竹内一夫@愛知学院大です。 このたび"心理学研究の基礎 (fpr)"メーリングリストに加入しました。よろしくお願いいたします。 専門分野は歯科補綴学の中の、全部床義歯(いわゆる総入れ歯)学で、心理学とは畑違いですが、 患者さんの心理面に興味があります。 早速ですが、質問をさせていただきます。 質問紙の尺度構成法にリッカート(Likert)法というのがありますが、 「心理検査・測定ガイドブック」 p.74 ナカニシヤ出版に >反応カテゴリーは「どちらでもない」を中性点として「賛成」、「反対」の両極をもつカテゴリーを使用する。 >3件法、5件法、7件法いずれでもよいが結果にはほとんど違いがない。 と書いてあります。 実は現在このリッカート法に準じた尺度を試作して調査を行っていますが、 私が作った尺度は4件法で構成されており、「どちらでもない」のような中性点はもうけていません。 理由は、少し答えづらい質問(人に知られたくないような内容)が含まれているので、 「どちらでもない」のような中性点に回答が偏ることを回避したかったからです。 いろいろな書物を調べたのですがやはり「どちらでもない」のような中性点がもうけてあります。 ところが、質問紙心理検査法の1つであるGHQ(The General Health Questionnaire)(日本文化科学社)は 私と同じ4件法を採用しており、その解説書にはリッカート法である旨が記載されています。 4件法でもリッカート法と言ってよいのか、それとも「どちらでもない」のような中性点を設けなければリッカート法とは言えないのか、 あるいは、中性点を設けたほうが望ましいのか、理由を含めてお教えいただけませんでしょうか。 (P.S.) 同内容の質問をBIOMETRY Mailing List にも掲載しました。すでにお読みになった方はお許しください。 ------------------------------------- 竹内一夫 愛知学院大学歯学部歯科補綴学第二講座 〒464名古屋市千種区末盛通 2-11 TEL: 052-751-7181(ext.213) FAX: 052-752-5990 E-mail: kazu (at) dpc.aichi-gakuin.ac.jp -------------------------------------
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