[fpr 202] Likert

堀啓造

堀 啓造@香川大学経済学部です。

竹内一夫@愛知学院大さんwrote。
います。

>4件法でもリッカート法と言ってよいのか、それとも「どちらでもない」のような
中性点を設けなければリッカート法とは言えないのか、
>あるいは、中性点を設けたほうが望ましいのか、理由を含めてお教えいただけませ
んでしょうか。

リッカートのオリジナルは5件法です。オリジナルに忠実なら5件法ですね。SD
法では5件法と7件法が多いようです。理由は信頼性がこれより少ないと低くなる
ということです。ですから、さきの3件法でも同じというのとはちょっと違います
。ただし、合計する項目数が多ければ3件法でも同じような結果になるかもしれま
せん。

それで、4件法がないかというとありますね。私のもっている本のなかでは、
Judd,C.M.,Smith,E.R., & Kidder,L.H. (1991) Research methods in social 
relations. 6th ed. Holt.
にリッカート法の例として4件法をあげています。しかも4件法だけが例としてあ
がっています。もとは、権威主義の尺度です。

合計する項目数がおおければ、4件でも5件でもあまり大きな影響はないのではな
いでしょうか。どちらかというと、実際に両方をやってみてどちらがいいかを決め
るほうがよいと思います。

香川大学経済学部
        堀 啓造
hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp

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