堀 啓造@香川大学経済学部です。 竹内一夫@愛知学院大さんwrote。 います。 >4件法でもリッカート法と言ってよいのか、それとも「どちらでもない」のような 中性点を設けなければリッカート法とは言えないのか、 >あるいは、中性点を設けたほうが望ましいのか、理由を含めてお教えいただけませ んでしょうか。 リッカートのオリジナルは5件法です。オリジナルに忠実なら5件法ですね。SD 法では5件法と7件法が多いようです。理由は信頼性がこれより少ないと低くなる ということです。ですから、さきの3件法でも同じというのとはちょっと違います 。ただし、合計する項目数が多ければ3件法でも同じような結果になるかもしれま せん。 それで、4件法がないかというとありますね。私のもっている本のなかでは、 Judd,C.M.,Smith,E.R., & Kidder,L.H. (1991) Research methods in social relations. 6th ed. Holt. にリッカート法の例として4件法をあげています。しかも4件法だけが例としてあ がっています。もとは、権威主義の尺度です。 合計する項目数がおおければ、4件でも5件でもあまり大きな影響はないのではな いでしょうか。どちらかというと、実際に両方をやってみてどちらがいいかを決め るほうがよいと思います。 香川大学経済学部 堀 啓造 hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp
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