堀 啓造@香川大学経済学部です。 斜交解のメリットはいくつかあると思うのですが、どう使うのかよくわからない。 (1)ただ単なる斜交解の因子パターンの記述なら、クラスター分析的な分類以上のレ ベルではないでしょう。4因子よりも多いときは、因子分析は分類以上の働きはな いと思いますので、それでもいいかもしれません。 斜交解をするならCattellのように2次因子に対する考え方が必要なように思いま すがどうなんでしょうか。 (2)芝祐順『因子分析法 第2版』東京大学出版会 p133 一般オブリミン法の解がγの値の設定によって随分変わりますが、これについて何 か指針となるものがあるのでしょうか。 SPSSの場合、直接オブリミン法だけが斜交解です。deltaで指定して、 δ=1.0がコバリミン基準、δ=0.5ならバイコーティミン基準、δ=0なら ばコーティミン基準です。既定値はコーティミン基準となっています。つまり、因 子間の相関が高くなる基準が既定値になっています。この基準だとまずいと場合が あるのでしょうか。 3つの解のうちどれがいいかという比較の基準というものがあるのでしょうか。 因子パタンはどれが単純かということで比較するのでしょうか。 香川大学経済学部 堀 啓造 hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp
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