[fpr 206] oblique solution(factor analysis)

林由芽子

   
林@鉄道総研です。
  
 ** 堀 啓造@香川大学経済学部です。
 ** 斜交解のメリットはいくつかあると思うのですが、どう使うのかよくわからない。  **
 ** (1)ただ単なる斜交解の因子パターンの記述なら、クラスター分析的な分類以上のレ
 ** ベルではないでしょう。4因子よりも多いときは、因子分析は分類以上の働きはな
 **  いと思いますので、それでもいいかもしれません。
 ** 斜交解をするならCattellのように2次因子に対する考え方が必要なように思いま
 **  すがどうなんでしょうか。

我々が使っている斜交解の利用の一例が、お役にたてるかわからないのですが、
我々は、調査データからの(共分散構造分析をつかって)因果モデルを検討する際に
利用しています。

 調査データから 、複雑なモデルをたてる場合に、事前に因子分析によって
潜在変数を仮定する手がかりにしています。直交解では、潜在変数の相関が0であると
いう仮説ですから、その後の因果モデルに当てはめる時に合わなくなりませんか?
潜在変数間の相関をもとに、高次因子を組み立て、因果モデルを構築してます。
ですから、おっしゃるように、分類以上の働きはしていません。また、高次の分析に
もっていくには、因子数が多くないと面白く(?!)ありません。

  教えて下さい。
  斜交をどのように利用しているのか、利用できるのか?
  また、共分散構造分析を使う場合、実際には皆さんどのようにモデルをたてていのでしょうか?  皆さん、仮説モデルが理論的にしっかりできてから使っているのでしょうか。それが理想ですが、、、、、、、。

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(財)鉄道総合技術研究所
安全心理研究室  林 由芽子
yumeko (at) rtri.or.jp
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