[fpr 212] 鈴木督久さん wrote: > これはいわゆる Joreskog の指摘した(原文読んでませんが)不適解の例示 >というのに似た問題でしょうか? わたしのいったことをうまく吸い上げるとそうなりますね。 柳井晴夫ほか『因子分析法』朝倉書店 p60-62 に不適解の解説がありますね。主成分分析→バリマックス回転が主の私には考える ことのなかった問題ですが。 >こういうデータ事例から,「より最尤法 >へ」,「より確認的因子分析へ」,という流れを理解することもできそうな気 >がします. そうですね。論理的につめていくとそうなりますね。ま、途中は思考実験じゃなく て、試行実験でしたが。斜交回転でおわるのは不完全燃焼です。「fpr 206」林さんの 指摘のように、斜交回転までで、探索的データ解析をやって、それを確認的因子分 析にもっていくということになりますか。この場合の確認的はおそらく探索的のち ょっと進歩した程度ですね。 しかし、わたしとしては、その間に尺度化をどこかでやっとく必要があると思っ ています。もとから既成の尺度を使っているなら別ですが。一部には因子分析した ら尺度化の問題はクリアされていると思われている節がある。 ところで、共分散構造分析のプログラムのおすすめは何になりますか。SPSS は、7.0ではついにLISREL を採用しなかったようですね。lisrel 8を採用しなか ったのは初期のバージョンが不安定なためだったようです。SASのcalisや LISRELはインターフェイスに問題がありますね。プロにならないと使いこな せない。EQSは使いやすいということで食指をのばしています。SPSSの今度 採用するというAMOSというのはいいのですか。viewStat は買うことにしました が、4月にバージョンアップだそうです。このバージョンアップで共分散構造分析 ができます。使い勝手はEQSのほうがいいとのことですが。ほかにもいいのがあ るのでしょうか。論文ではやはり、LISRELをよく見ますね。 香川大学経済学部 堀 啓造 hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp
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