堀 啓造@香川大学経済学部です。 豊田さんの本を眺めていて、WISC-R の12歳のデータを見つけました。 豊田秀樹(1992) SASによる共分散構造分析 東京大学出版会 p.199 これを再分析したところ、やはり不適解がでます。豊田さんの分析はcalisでの言語性 因子、記憶因子、動作性因子の3因子+2次因子の一般知能因子です。 1 2 3 4 5 uls ○ ○ × × × ml ○ ○ × × × (参考) SPSSのため共通性のチェックが甘い。mlの2因子解以外の最終回の共通性が1を 超えているかのチェックはしていません。 ところで、uls とmlはどちらがいいのでしょうか。 知能検査の因子分析はあぶないのかな。しかし、6歳のデータのように100人で相関 行列をだすというのは問題ありますね。 SPSSのプログラム例をあげておきます。 人数は100人とは書いていなかったのですが、とりあえず入れておきました。 *************************************. matrix data variable=rowtype_ tisiki ruiji sansu tango rikai susho kansei hairetu tumiki kumi fugo meiro. begin data. n 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 corr 1 corr .43 1 corr .47 .34 1 corr .63 .52 .42 1 corr .37 .49 .36 .42 1 corr .09 .10 .25 .11 .00 1 corr .29 .21 .24 .30 .29 .08 1 corr .35 .19 .20 .28 .24 .01 .16 1 corr .19 .19 .44 .22 .33 .04 .33 .17 1 corr .25 .15 .21 .15 .19 .03 .22 .39 .44 1 corr .08 .09 .11 .21 .04 .30 .04 .13 .16 .14 1 corr .17 .24 .13 .22 .25 .02 .10 .20 .21 .19 .11 1 end data. FACTOR matrix in(cor=*) /PRINT INITIAL EXTRACTION ROTATION /PLOT EIGEN /CRITERIA factors(3) ITERATE(100) /EXTRACTION uls /CRITERIA ITERATE(100) /ROTATION VARIMAX . 香川大学経済学部 堀 啓造 hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp
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