[fpr 285] 提案

松井孝雄

松井%管理人@新潟国際情報大学です.

一時期はだいぶん賑わっていたfprも,ここしばらくは閑古鳥状態
でちょっと寂しいですね.まあ,無理して活発にさせる必要はない
のですけれども,できればせっかくの場所を活かしたいです.とい
うわけで,いくつか思いついたことを書かせていただきます.

・日心のワークショップの準備や前もっての議論は,やはりここで
やるということにしませんか? 日心に参加されない方もおられるの
は確かですけれども,もともとこのメーリングリストの目的のひと
つだったわけですから... 候補者選びでもなんでも,トラフィック
は気にせず流していいのではないかと思います.そこから話題が広
がるということもありますし.(よろしくお願いします > 長谷川さ
ん)

・[fpr 283]で堀さんに教えていただいた"PSCHOLOGICAL ONLINE
DOCUMENTS"を見ていて思ったのですけれども,こんなような文書集
積所を日本にも作れないでしょうか? 日本でも心理学関係のWWWサ
イトは多くなってきましたけど,どうしてもリンク情報が多くて
(人のことはいえませんが... ^^; ),一次情報のあるところが少な
いように思います.といって,いきなり"PSCHOLOGICAL ONLINE
DOCUMENTS"みたいにきちんとしたものを作るのは大変ですよね.そ
こで,まずはとりあえず,出版/投稿するほどでもないけど...  と
いう手持ちの文書(例えば講義に使った自作テキストや資料とか,
紀要論文とか,学会発表資料とか)を集めてみてはどうでしょう.
fprはそれらについて議論する場にすればいいですよね.

・さらに,fpr-MLのプロジェクトとして何か文書を作成して,それ
をネットワークで利用可能にするというのはいかがでしょうか.例
えば,私が以前からあるといいなあと思っていたのは,統計手法ご
とに誤用例を集めて,どこがいけないのかを具体的に書いた事例集
です.統計の初学者が自分のデータをどう分析するかを考えるとき
は,教科書に載っている手法の利用例を見ながら類推していくこと
にどうしてもなりがちですが,その際,正しく適用された例ばかり
見ていると拡大解釈してしまう虞れが大きくなります.たくさんの
誤用のサンプルがあれば,少なくとも同じ間違いはしないでしょう
し,理解にも役立つと思います.大学で教えておられる方々は,テ
ストや卒論などで誤解/誤用の例には事欠かないのではないかと思
いますので,そういったものをfprに出していただき,議論を経て
から纏めてみてはどうかと思うのです.

ということで,御意見をお待ちしています.


松井孝雄  新潟国際情報大学情報システム学科

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