[fpr 302] fpr:ABOUT PRINCOMP

堀啓造

Keizo Hori <hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp> さんは書きました:[fpr 301]

自己フォローを含みます。
>高木廣文・柳井晴夫編(1995)HALBAUによる多変量解析の実践 現代数学社 第6章
>にデータがでていますので、これを分析します。HALBAUの分析結果はこの本にでていて
>(p87)、すべて絶対値が1以上になっています。

ここでは(p87)では、「主成分負荷量」といっていますが、
朝野煕彦(1996)入門多変量解析の実際 講談社サイエンティフィック p44
では「主成分係数」といっています。実際比較してみると、固有ベクトルと比例している
ようです。数値の大きさからすると、数量化3類のような処理をした可能性もすてきれな
いけど。


>>ところがhalbau(ver4)という現代数学社から出ているソフトの出力では,
>>固有ベクトルではなく「主成分負荷量」が出力されます.

実際に処理したのでしょうか。朝野煕彦氏の分析結果と同じようになるのでしょうか。

なお、固有ベクトルは次のようになります。
----------------------------
   共分散行列の固有ベクトル と 固有値
                  1            2            3
T1             .106         .480         .767
T2             .114         .186         .048
T3             .261         .083         .031
T4             .117        -.060        -.116
T5             .409        -.473         .371
T6             .693        -.194        -.179
T7            -.079        -.406         .090
T8            -.417        -.525         .297
T9            -.132        -.106         .259
T10           -.221         .106        -.252
固有値     1157.001      757.838      180.703
寄与率       49.477       32.407        7.727
累積         49.477       81.884       89.611

もとのデータは 11変数あって、最後の変数は処理につかいません。
処理は最初の10変数
ski.dat--------------------------------
 33 15 38 11 71 94  7  4  8  5 37
 10  6 24 18 75 46 29  5  5 12 10
 67  5 18  1 32  4 12 25 24 11 14
 25  5 12  2 33  4 18 40 23 31  8
 52 32 24  5 32 32  3 11  5 17 35
 23  7 12  1  8  1  3 32 15 28 11
 32 13 12  0 37  2  6 23 16 33  9
 48 26 24  3 20 32  2 10 21 20 23
 27 14 18  2 20  7  3  9 12 37 11
 41 25 20  4 24  8  2 12 12 28 17
  5  3  1  0 48  6 27 74 27 30  3
 19 17 22 13 22 37  8 17 10 21 16
  5  1  0  2 18  1 43 69 26 27  2
 47 19 12  1 17  2  2 14 11 44 14
 36  8 13  2  7 11  0 10 12 36  8
 32  7 10  0  1  4  0 11  8 28  8
------------------------------------

香川大学経済学部
        堀 啓造
hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp

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