堀 啓造@香川大学経済学部です。 鈴木さん[fpr 341] いろいろ教えていただきありがとうございます。 >SPSSのプログラム付きでありがとうございます。SPSSでチャレンジし >てみます。ところで私の読んだ本は第2版(1975)でした。手元にあるのは第7 >刷(1987)で、例題は全然違うようです。第2版では重相関法の説明はあっさり >したものです。偏回帰係数の解釈や、主成分による重回帰などの話題は応用家 >には有意義です。 第2版でも変わっていましたか。第1版のほうはリクルートの例としておもしろかったで す。変数増加法で重回帰すると17変数のほうは3変数だけが使われました。SASで分 析してみてください。 >いわゆる「標準重みベクトル」は、標準偏回帰係数の各要素を重相関係数で割 >ったものということで、本のとおりに書くと、 > > ws = ( 1/ myu ) # w ; そういうことだったのですか。SASのreg でも出力しないものなのですか。imlは残念 ならが入っていません。 >本の記号説明は「標準重みベクトル(標準偏回帰係数ベクトル)」となってい >て、まぎらわしいです。両者の違いは計算上はそういうことで、予測値(合成 >変量)は分散が1か、重相関係数か、というだけですね。しかし回帰分析の文 >脈で予測値の分散を1に基準化する「標準重みベクトル」がどういう意味を持 >つか、私には分かりません。 それによって統計的に有意な係数という判断がしやすいということもないのですか。重回 帰については本気でやろうとしないので初歩的レベルから質問をしてしまいます。 >私としては統一的な場所から、多変量解析を説明する時の説明の仕方として面 >白いと思いました。合成変量と、重みベクトルと、構造ベクトルという道具だ >けが印象に残る本ですが、線形代数の勉強もかねて、ビシネスマンの入門教科 >書としては多変量解析の「ある」意味がわかってちょうどいいレベルだと思い >ます。 生半可な理解ですまそうとする私のような場合、ほかの本との関係で混乱が残るだけにな らないでしょうか。理論志向型の人には一読の価値はあるのでしょうね。 香川大学経済学部 堀 啓造 hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp
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