堀 啓造@香川大学経済学部です。 Yutaka KANO (Tsukuba University) <kano (at) math.tsukuba.ac.jp> さんは書きました: [fpr 350] どうも丁寧なお答えありがとうございます。 >現在、この論文が手元にないので何とも言えません。 Psychological Methods はPsychological Bulletin の付録(^^;として創刊されています 。来年からはきっと独立するでしょうね。ですから、筑波大学なら心理学系にあるでしょ う。もう図書館に戻ってるかな。 検出力の検討は、power >analysis といわれ、共分散構造分析では、1980 年代半ばから、Saris(オラン >ダ)とSattora(スペイン)などによって研究されてきました。基本的な考え方は、 >検定統計量が、(帰無仮説に非常に近い)対立仮説のもとで、非心カイ2乗分布 >で近似できることを利用して検出力を計算します。ただ、適切な対立仮説の取 >り方が難しいこともあり、実用化されていません。私自身も不勉強ですので、 対立仮説問題をクリアし、それを実用化したのがこの論文ということになります。SAS プログラムつきです。ソフトのEQSはrmsea を出力しないようです(?)が、これを使 います。rmsea を規準にしないところでこれを使うのは反則かもしれない。 SPSSは逆非心カイ2乗分布関数がないので、非心カイ2乗分布関数から求めてます。 しかし、for ループで4000回ほど回っても速く解は求まっている。もっとも同論文につい ている表でだいたいのところは足りています。 >今夏、Browne,M.W. を筑波大学に招聘します。行動計量学会(千葉・幕張 >9/7(土)〜9/9(月))でも one-hour talk をすることになっていますので、 >興味がおありの方は是非ともご参加下さい。 日本心理学会大会の前ですね。正確にはいつになるのでしょう。9日ならいけるかもしれ ない。 香川大学経済学部 堀 啓造 hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp
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