はじめまして。人事測定研究所(HRR)の舛田博之と申します。 小社では、心理・教育・人事測定の領域における最近の研究課題や研究方法に関する テーマを取り上げた心理測定研究セミナーを定期的に開催しております。今年5月に行 っった第2回セミナーでは、東京大学教育学部助教授 南風原朝和先生に「検定力分析 の発展と課題」と題してご講演をいただき、多数の研究者の方々に参加していただきま した。 今回はテスト測定の領域における大きなテーマであるIRT(項目反応理論)の第一人 者 である元シカゴ大学教授R.Darrell Bock博士にご講演をいただくことになりました。統 計的手法や研究法を専門としない方々にもお役立ていただけるように、特にわかりやす い講演をお願いしております。なお、Bock先生は今回の来日中にいくつかの講演をされ る予定ですが、内容の重複はないとのことです。また、講演とともに質疑応答を行える 形式で進行いたしますので、興味のある方は是非ご出席ください。 以下に、セミナーの要項および申し込み先をのせておきます。 第3回心理測定研究セミナー開催要項 ●テーマ項目反応理論の人事テストへの応用とソフトウェア −How IRT theory and software can improve vocational testing− ●司会繁桝算男教授(東京大学教養学部) ●講師R.Darrell Bock,Ph.D. (Faculty Fellow,Division of Social Sciences,University of Chicago) コメンテータ村木英治博士(Research Scientist,Educational Testing Service) ●日程平成8年9月4日(水) 15:00〜17:30 講演ならびに質疑応答を予定しています ●会場人事測定研究所 本社6F会議室 (営団地下鉄日比谷線 神谷町駅下車徒歩3分) ●定員50名 ●参加費用無料 ●申込方法お名前、所属、住所、TELを明記の上、E-mailにてお申し込み下さい。 宛先 LDM02327 (at) niftyserve.or.jp ●お問い合わせ人事測定研究所 測定技術部 舛田・笹子 〒105 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山ヒルズ Tel 03-5400-3252(直通) Fax 03-5400-3139 ●ご講演の内容 項目反応理論は、既に、理論上の興味からだけではなく、ソフトウェアの発達ととも に現実の問題解決のための実用の道具となっている.本講演では、2値データの解析の ためのBILOG,多値データの解析のためのMULTILOG,多群データ解析のためのBILOG-MG,カ テゴリカルデータの因子分析のためのTESTFACT等のプログラムパッケージを使用するこ とによって、人事テストの実施システムがどのように改善されるかについて講演する. 解析するデータとして、職業適性検査ASVABなどの実データを用いる. ●なお、当日はコメンテータである村木氏に通訳をお願いしています。
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