堀@香川大学経済学部です。 狩野さん[fpr 374]、服部さん[fpr 375]コメントありがとうございます。 本格的な理解までまだちょっと時間がかかりそうです。とりあえずお礼を申し上げます。 服部 環" <GAC01056 (at) niftyserve.or.jp> さんは書きました: > 情報量基準だけでモデルを評価しますと,自分の考えたモデルが本当はどれも不適 >切なとき,結果的におなしなモデルを採択してしまうことになります.そこで,それ >を避けるためには,絶対評価が可能な指標を用いて採択可能な範囲に入るモデルをい >くつか残し,その上で,モデルに順番をつけるのがよいだろうと,豊田さんの本を読 >んで思ったわけです. 複数の指標が不可欠らしいというところまでは納得しました。 > 改めて数値を見ますと,RMSEAの点推定値が0.05よりも小さい(このデータは0.02 >7)ですし(この判断も経験的ですが,結構,納得できる結果が多いです),信頼区 >間の下限が0.000になっていますので,採択しても良いと判断します.ただし,RM >SEAも標本の大きさの影響を受けます. > こんなに検定力が小さいのですか.モデルの自由度が小さいのが原因ですか. そうですね、自由度の影響が大ですね。自由度4だと1800以上サンプルが必要になり ます。これラフな言い方ですから、もとの論文の表をみてください。 > 1つのモデルだけが登場して,適合度指標として図中にAICを書き込んであった論 >文を見た記憶があります.そのときは,AICは相対評価に使うのだから,1つのモデ >ルの評価には不要な,まったく無意味なことをしていると思いました(今も,まだ, >そう思っています).それとも,意味があったのかな. Bollen and Long(eds.)1993 のRaftery の論文ではBIC はSatuatede model との比較がま ず計算されますから、これはまず少なくともマイナスにならないといけないでしょうね。 この飽和モデルというのは、共分散行列だけのモデルということでいいのでしょうか。 クロス表分析のCATDAP も連関なしモデルとの比較ですから、マイナスでないと採択する 意味はありません。 このあたりにこだわっているのですが、まだよくわかっていません。 香川大学経済学部 堀 啓造 e-mail hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://fourier.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
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