長谷川氏のメイリングに次のような箇所があります。 >私自身が最近感じるのは、“何で、個体差ばかりを説明したがるのか”ということです 。 >9月末の卒論題目提出期限を前に、私のところによく学生が相談に来るのですけれど、 た >とえば >“適当にDIETをしている人と本気でDIETをしている人の差はどこから来るのか?”とい っ >た問題 >の立て方をします。 上記の問題の場合、固体差に注目しない問題とはどのようになるのでしょうか? 私は、現在の勤務地へは、差異行動学講座の助教授ポストの穴埋めとして配属されまし た。 しかし、今年になってこの講座は廃止され、居場所がなくなった感じです。それゆえに 言うのではありませんが、行動パターンに固体差が認められるなら、その事実は 無視されるべきではないと思います。もちろん、Psychophysicsの基本法則といった 固体間共通に認められるものとされているものもありますが、少なくとも、 人間科学においては、固体差の要因も大切だと思います。 岡本安晴@金沢大学文学部
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