谷口@大院大さんは書きました:[fpr 403] >「相関研究」になっていればまだましだと思います。 >相関の誤用、誤解と、ひどいのになると、単なる集計値による分類しか >行っていないのに、因果関係の結論を出している場合です。 > #卒論とか、マスコミの調査なんか、特にこの傾向が強いと思います。 まあ、そいういうことはありますね。 ところで、なにか統計処理していても「クイズ100人に聞きました」よりひ どい研究があります。サンプリングが偏っている(ある大学の特定の学部の特 定の授業な)のにどこで調査したのかあかさない研究が学会誌に発表されてい るのには驚きます。それをあかさない限り母集団がはっきりしないはずです。 「クイズ100人に聞きました」ではとりあえずどこでの調査か、対象集団は ということをはっきりさせていました。 >>「因果」にこだわるのは西洋の「近代」のパラダイムであります。東洋の「 気 >>」の立場からすれば「相関」こそが重要です。このあたりの対立として考え て >>もおもしろいかもしれません。 > >知らず知らずに、そうゆうパラダイムに飲み込まれているんでしょうかね? 実験室ができてからの心理学は近代の申し子といっていいものです。最近だい ぶはずれていますが。 香川大学経済学部 堀 啓造 e-mail hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://fourier.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
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